秩父屋台囃子振興会

秩父夜祭

近代の秩父屋台囃子

屋台 現在のような「テケテッケ」の拍子に乗せて打つ屋台囃子になったのは、昭和30年頃からです。
それ以前の屋台囃子の拍子は「テッケ・テッケ・テッケ・テッケ」と2拍子のかなり早いリズムで打たれていたそうで、玉入れもなかったようです。
数百年の歴史を持つとされるお囃子も、昭和20年代頃は山車を所持する各町会がそれぞれ我流に演奏し、太鼓はただ叩き続けるだけで、笛・鉦・太鼓がぜんぜん合ってなかったといわれています。
転機となったのは、昭和29年に故・高野右吉氏(明治35年〜昭和58年)を中心とするメンバーが「全関東祭り囃子コンクール」に出場して優勝し、「高松宮杯」を受賞しました。このとき、高野右吉氏は高い個人評価が認められ「特別技能賞」を受けました。
そして、翌昭和30年には、無形文化財「秩父屋台囃子」保持者として、高野右吉氏は埼玉県より認定を受けました。
これをキッカケに秩父市教育委員会は郷土芸能の重要性を認識し、高野右吉氏に秩父屋台囃子の普及啓発を託しました。
そして高野右吉氏は現在の屋台囃子の原形を作り上げ、各町会の打ち手を招いて公民館で合宿し、奏法を教えたとのことです。
玉入れも高野右吉氏が考案したようです。
秩父屋台囃子の太鼓が左手主導なのも、高野右吉氏が左利きだったからといわれています。

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